予約
2016.01.15
「凛」。
この文字が持つ響きはとても美しいと思う。
凛には
「態度・容姿・声などが、きびしくひきしまっているさま」の意味があり
日本の美意識にとてもマッチしていると思う。
決して出しゃばりすぎず、かといって冷たい訳でもない
日本人の心の在り様にも似ているのではないか、そんなことを感じる。
そして何より自分を律する力強さを感じる。
西洋化が進み、どれほど街に高層ビルが立ち並ぶようになっても
この日本の心は持っていたい、そんなことをふと思う。
そしてこの冬という季節は「凛」とした言葉がぴったりだといつも感じる。
高層ビルを抜ける風はとてつもなく冷たいけれど、
わたしは凛と背筋を伸ばして歩くのだ。
この寒さのあとに来る春を待ちわびながら。