SAYURI ART EXHIBITION IN BROOKLYN

2018.04.08

PLANTS IN HAIR

４月５日から２６日までニューヨーク ブルックリンで開催中のSAYURI USHIOによるSTEP BONE CUT ART EXHIBITION。

未来は美しい夢を信じる人のためにある。

そして、エキシビション開催にあたり５日レセプションパーティーを開催しました。

パーティーにはニューヨークで活躍する多くのアーティストが集まり盛り上がりました。SAYURI USHIOによるSTEP BONE CUTヘアショーでは驚きと感動の歓声があがる素晴らしい夜になりました。

SAYURI の今回のエキシビションのテーマ。

それを今回はみなさんとシェアさせてください。

SAYURI SAYURI USHIO  Artist Statement  

髪には命がある。そして、命あるものには心がある。世に存在する全てのものに命がある。またはあった。よって、全てが 愛おしい。

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私は今までずっと髪の表情を見てきた。喜び、悲しみ、怒り、、、。

髪に語り、髪の声を聴き、髪の心を感じ、髪の温度を自分に伝えた。

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私の作品は、命ある髪の揺らぎである。

地球上の土から生えた森の木々が、風にざわめくように、

人体の頭から、植物のように生える髪が、風にざわめく姿にときめきを感じる。

それは、命があるからである。

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切花が、その瞬間に、朽ち枯れてゆくように、

髪は切ると、その髪は大切な女性の命から、汚いものに変容する。

生体と、屍体である。

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そう、植物と、髪は同じなのである。

また、人間という動物も同じである。

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ずっと美容師をしていて、私は毎日いっぱい髪を食べた。

ヘアサロンでカットしていると、切れた髪が飛んで、口に入っていったのだ。

口から髪が永遠に出てくる夢をよく見た。

口から出てくる髪を、手でひっぱっり出しても、ひっぱり出しても、髪は喉から永遠につながってでてくる。

今となれば、私自身は、すでに髪でできているのかもしれない。

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髪も人間も　アミノ酸とミネラル、そして水分でできているので、それは決して不思議ではない。

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しかし、それは単に夢だけで、決して食べた髪を口から出したことはない。

ということは、髪も植物と同じように食べれるものなのだ。

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命を食べて、私たちは命をもらっている。

この身体は、全て命から作られている。

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髪、爪、肌、内臓、眼、全てが、何からできているのか、、、

そして、髪のように切って死んだら、それはどうなるのか。。。

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せめて髪が生きているうちは　生き生きと揺らぎ、髪が喜ぶように、デザインしたい。

追伸

私は子供の頃、漫画の主人公に憧れ漫画家を夢見ていた。　一方、私は頭も顔も大きく、しかも髪がくせ毛で硬く、自分の髪が大嫌いで、美容室で髪を切って帰ってきても、泣きながら自分で髪を切っていた。

時は流れ、私は美容師になった。しかし夢見ていたアニメのヘアスタイルは、従来のカットでは、どうしても実現できなかった。どんな顔型にでも似合い、どのような髪質でも自由に動き、自由にデザインする理想のヘアスタイルのために、STEP BONE CUTは誕生した。 

SAYURI USHIO EXHIBITION

４／５ー４／２６　２０１８

SBC ART STUDIO

229 Cook St 2fl., Brooklyn NY 11206

718-456-2500

詳細はこちら→SBC ART STUDIO

STEP BONE CUT BROOKLYN